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路地のLogis(ロジ)便り~アンティーク雑貨とインテリア

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ピカソも愛したオクトゴナル

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ピカソも愛したというオクトゴナルの器は
フランスの各窯で製作されました。

上のインスタ画像にあるものは、
一番古い物から新しいものまで、150年位の歴史の隔たりがあります。


*画像左(2枚目picでは真ん中)はシャンティイ窯のファイアンスフィーヌ
1790年代~1800年初期のもの
19世紀初期にディレクターが職人と共に近郊のモントロー窯に移ってしまって窯は衰退。
現地でもなかなか出会えない貴重なものとなりました。
リムのモチーフもパールとダイヤが連なったデザイン。

*その右上は1800年~1825年頃の初期モントローのもの。
パールモチーフになりますが、シャンティイからの影響でよく似ています。

この時期以降、パールモチーフの内側にラインが現れます。
*上のi深皿は19世紀後期のクレイユエモントロー。
(モントローとクレイユ窯は1840年ごろに合併)
釉薬が少なくてマットなのはたまたまの個の特徴だと思います。
技術はまだ安定していなかったといえるかもしれません。

*右から下は1830年頃のモントローや
クレイユエモントロー窯がショワジールロワに吸収合併され
1950年代で閉鎖になるまでのもの。


★★画像ではわかりにくいかもしれませんが、
新しい復刻版は厚くて重くて、見込みやエッジがなだらかで
古い物とはかなり趣が違います(2枚目pic)
割れにくくしっかりしており実用しやすいですね。

古いものは軟質陶器といわれ、軽くて繊細で危うい雰囲気で
経年変化を楽しめるアンティーク上級者向き。

あなたはどちら派❓113.png
ちなみにピカソが愛用したのは、生存年代を考えると
新しい物でしょうか。
(3枚目pic 美味しそうに魚をほおばるピカソ氏のオクトゴナルのプレートには、
パールラインの内側にもラインが見えます
もちろん、こだわって古手を愛していたのなら
アンティークファンには共感できる嬉しいエピソードになりますね。


バックスタンプも確認しながら色や質感などの違いを
是非ロジで手に取ってご覧ください~110.png






by logis | 2018-05-24 00:35 | アンティーク陶器

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